日経平均は4円高と小幅に8日続伸、材料乏しく様子見

 20日の日経平均株価は前日比4円66銭高の1万5454円45銭と小幅ながら8日続伸して取引を終えた。手掛かり材料に乏しいうえ、今晩公表のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨や週末に控えるジャクソンホール会議を前に様子見ムードが強かった。  米株高や円の弱含みを背景に買いが先行したが、連日の上昇に対する警戒感もあって上値は重く、下げに転じる場面があった。ドル・円が103円台前半まで上昇したため、日経平均は引けにかけて持ち直し、昨年(13年)12月以来の8日続伸となったが、TOPIXは8日ぶりに小反落した。  個別では、鉄建 <1815> 、東鉄工業 <1835> などが買われた。東京ドーム <9681> 、東京都競馬 <9672> など含み資産株の一角も高い。14年6月期の決算短信で「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消した北川精機 <6327> はストップ高配分された。東大や自治医大とALS遺伝子治療の前臨床研究を実施するジオネクスト <3777> も高い。米シンコアと販売代理店契約を締結した理経 <8226> も物色された。  半面、前日ストップ高のスカイマーク <9204> は東証1部で値下がり率トップ。イチケン <1847> も利益確定売りが優勢となった。国内証券による目標株価の引き下げが観測された日本写真印刷 <7915> も軟調。(編集担当:宮川子平)
20日の日経平均株価は前日比4円66銭高の1万5454円45銭と小幅ながら8日続伸して取引を終えた。
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2014-08-20 15:00