日経平均は9日続伸し131円高、為替の円安進行など好感

 21日の日経平均株価終値は、131円75銭高の1万5586円20銭と9日続伸。  前日のNYダウが59ドル高と3日続伸したほか、外国為替市場では円安が進行しドルが103円台後半をつけたことで、日本株も輸出株を中心に幅広い銘柄が買われ、日経平均は76円高の1万5530円で寄り付いた。  手掛かり材料難の傾向は続いたものの、日経平均は前場に1万5600円台まで上昇する場面も見られ、後場も1万5500円台で高止まりとなった。  個別では、欧州自動車メーカーの製品に温度センサーが搭載されるとの発表で、大泉製作所 <6618> がストップ高。  また、「パズドラ」が国内3000万ダウンロード達成と発表したガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> や、マレーシアでの大型受注を発表した東洋エンジニアリング <6330> 、実質無借金経営に転じると報じられたマツダ <7261> が急伸している。  一方、8月中間期予想を最終赤字に減額したアダストリアホールディングス <2685> が急落。7月中間期予想を減収減益計画に修正したタカショー <7590> や、増税分家賃不払いで調査が入った吉野家ホールディングス <9861> などが弱含んだ。  業種別では、証券、ノンバンク、不動産、タイヤ、保険株などが大きく買われ、鉱業、空運株が弱い動きとなった。(編集担当:片岡利文)
 21日の日経平均株価終値は、131円75銭高の1万5586円20銭と9日続伸。
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2014-08-21 14:45