中国の「ブルーオーシャン」か 外資企業がシェア上位の「空気清浄機市場」=中国メディア

中国メディアの一財網は21日、PM2.5による大気汚染が深刻化する中国において、空気清浄機の市場が急拡大していることを紹介する一方、調査会社の互聯網消費調研中心(ZOL)によれば、中国の空気清浄機市場はシャープをはじめとする外資企業がシェアの大半を占めているという。
記事は、ZOLの調査を引用し、2014年7月における中国の空気清浄機市場では米フィリップスが20.5%のシェアを獲得して1位になったことを紹介。さらに、シャープが18.4%を獲得して2位、スウェーデンのライトエアー社が13.7%で3位となったことについて、「外資企業が上位を占めた」と伝えた。
近年、中国の沿海部を中心に大気汚染が深刻化し、空気清浄機の市場も急拡大している。コンサルティング会社の奥維諮訊電商の調査によれば、販売された空気清浄機について、ネット通販で販売されたものを除くと、2012年12月単月の販売額は2億1000万元(約35億4750万円)だったが、1年後の13年12月には4.8倍の10億元(約168億9300万円)に急増したという。
急拡大を続ける中国の空気清浄機市場において、中国企業としては空気清浄機メーカーの亜都の6.6%が最大であり、市場の大半は外資企業が獲得しているのが現状だ。
記事は、「外資企業が市場をけん引するなか、中国企業は如何にして突破を図るのか」とし、美的集団などの中国家電メーカーは空気清浄機にインターネットを通じて室内の温度や湿度、清浄度、風速などを調整するサービスを組み込むことで、「空気清浄機市場という“ブルーオーシャン”を開拓する方針だ」と伝えた。(編集担当:村山健二)
中国メディアの一財網は21日、PM2.5による大気汚染が深刻化する中国において、空気清浄機の市場が急拡大していることを紹介した。調査会社の互聯網消費調研中心(ZOL)によれば、中国の空気清浄機市場はシャープをはじめとする外資企業がシェアの大半を占めている。
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2014-08-21 15:30