中国産鋼材は「時限爆弾」 韓国の主張、中国メディアが反論

中国メディアの環球網は22日、韓国メディアの東亜日報の報道として、「韓国が中国から輸入する鋼材はすべて偽物の不合格品であり、中国産の劣悪な鋼材が韓国の建築物の安全性にリスクをもたらしている」と伝えた。
報道によれば、東亜日報は「中国産の質の劣った鋼材が大量に韓国に流入している」と伝え、腐食が進み、基準に達していない質の劣った中国産の鋼材や、韓国産と偽った中国産の鋼材が韓国国内の各建築現場で使用されていると報じた。
さらに東亜日報によれば、中国産の鋼材の2014年上半期における韓国での市場シェアは23%に達し、主に監督基準の緩い小規模な建築物に対して使用されているという。東亜日報はこうした現状について、「韓国の建築物にとっての時限爆弾だ」と警鐘を鳴らした。
東亜日報の報道に対し、環球網は中韓の貿易に携わる関係者の話として「韓国は自国の鋼材が欧米で独禁法違反の容疑で調査を受け、輸出が阻まれるようになってから中国産の鋼材に対して批判し始めた」と主張。
さらに環球網は、中国商務部研究院の梅新育研究員の発言として「輸入する鋼材の質や量を決めるのは商社側であり、韓国メディアが自国の商社の責任を見落としたうえで中国産の鋼材の質を批判するのは間違っている」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの環球網は22日、韓国の東亜日報の報道として、「韓国が中国から輸入する鋼材はすべて偽物の不合格品であり、中国産の劣悪な鋼材が韓国の建築物の安全性にリスクをもたらしている」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-08-22 11:30