「わが国の未来を望遠鏡で見よ」と有識者見解 日本企業の対中投資減少について=中国メディア
中国メディアの新華社は20日、日本企業の対中直接投資が減少していることについて、中国国際問題研究院の姜躍春氏が「日本企業は望遠鏡で未来を見よ、顕微鏡で今だけを見るな」と主張したと伝えた。
記事は、姜躍春氏の見解として、「中国の市場は日本にとって今なお重要な存在」と指摘、さらに中国国内の需要は日本経済をけん引する原動力の1つとの見方を示した。さらに、環境保護や紡績、農業、自動車といった分野において日本と中国は相互補完の関係にあると主張した。
続けて、日本の対中直接投資は日本経済および中国経済の発展の両面において有益だとし、「現在、中国で事業を展開している日本企業にとって複数の問題があることは事実だが、日本企業は中国が今後も発展していくことを深く認識すべきだ」と主張。
「日本企業は望遠鏡で未来を見るべきであり、顕微鏡で現在だけを見るな」とし、日本企業は現在の問題だけにとらわれず、将来性を考慮したうえで行動すべきとの認識を示した。
記事は姜躍春氏の発言として、「冷え込んだ日中関係と日本が煽る中国脅威論がもたらす悪影響」という問題を解決し、さらに東シナ海を「日中が協力する海域」とし、日中はアジア経済の一体化をともに推進すべきだと論じたことを紹介した。(編集担当:村山健二)
中国メディアの新華社は20日、日本企業の対中直接投資が減少していることについて、中国国際問題研究院の姜躍春氏が「日本企業は望遠鏡で未来見よ、顕微鏡で今だけを見るな」と主張したと伝えた。
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2014-08-22 15:15