日経平均終値は74円高、盟和産やエルミック、モリトがストップ高

 25日の日経平均株価終値は、74円06銭高の1万5613円25銭と反発。  前週末のNYダウが38ドル安と反落したものの、外国為替市場で円安が進んでいることもあり、日経平均は70円高の1万5609円と反発して寄り付いた。  前場は利益確定売りもあり、やや上げ幅を縮小したが、後場に入ると先物主導の買いがけん引し上げ幅を拡大。午後1時台には89円高の1万5628円まで買われる場面もあった。    個別では、東証1部指定と記念配の実施が好感された盟和産業 <7284> がストップ高。車載用ミドルウェアを共同開発した図研エルミック <4770> や、株主優待制度の再開が好感されたモリト <9837> もストップ高となり、米社と純正カーナビを共同開発すると報じられたJVCケンウッド <6632> も一時ストップ高まで買われた。  また、自社株買いを発表した伊藤ハム <2284> や、アトピー性皮膚炎治療薬が第3相臨床試験に移行したアンジェス MG <4563> 、今3月期の配当予想を上方修正したスターティア <3393> も大きく買われた。  一方、親会社のロシュによる未保有株取得が見送られると報じられた中外製薬 <4519> が急落。公募増資で株式希薄化懸念が生じたブロンコビリー <3091> 、今10月期3Q営業益が7%減益となったパーク24 <4666> などが軟調となった。  業種別では、精密機器や鉱業、建設、電気機器、化学株などが買われた一方で、電力・ガス、医薬品、保険、陸運株などが弱含んでいる。(編集担当:片岡利文)
25日の日経平均株価終値は、74円06銭高の1万5613円25銭と反発。
japan,economic
2014-08-25 15:00