モルフォは4日連続のストップで最高値更新、業績上方修正・最高純益更新の高評価が続く

  モルフォ<3653>(東マ)は前場、1500円高の8710円と9営業日続伸し、4営業日連続のストップ高で2011年8月につけた上場来高値7940円を大きく更新した。今年8月18日に今10月期業績の上方修正を発表、純利益が、続伸して前期の過去最高を大幅に更新することを評価して買い増勢となった。18日の業績上方修正以来、4日間のストップ高を交えて2倍超と大化けしている値動きの軽さや急伸特性も一段の上値追い期待を高めた。 ■海外スマートフォン向けに営業活動を積極化し好調に推移   今10月期業績は、売り上げについては、期初予想を据え置き13億5000万円(前期比28.6%増)としたが、営業利益を1億5000万円、経常利益を1億5100万円、純利益を9900万円それぞれ引き上げ、純利益は、1億6000万円(前期比5.33倍)と続伸し、前期の過去最高を大幅に更新する。スマートフォンの普及に伴い海外携帯電話端末機器メーカー各社が、国内市場、グローバル市場でシェアを伸ばしており、このメーカー向けに営業活動を積極化、画像処理技術を用いて開発した各種ソフトウェアのライスセンス事業が好調に推移、同時に徹底したコスト管理を続けたことが要因となった。   同社は、この業績上方修正とともに18日に中国のサンダーソフト社との業務提携も発表し、中国のスマートフォン・半導体メーカー向けにOS開発で高実績を持ち、営業網を展開するサンダーソフト社を通じて、中国メーカーへの営業・販売活動を強化、成長機会の取り込みを図るだけにさらに業績上ぶれ期待も高まっている。 ■IPO時の上場来高値を一気に上抜き高値追いに拍車   株価は、今年2月の年初来安値1603円から今期第1四半期の好決算で4190円と大きく買われ、その後の調整安値2510円からは今期業績の上方修正を手掛かりに再上昇、前期業績の上方修正、サムスン電子とのライセンス契約をテコにつけた昨年9月高値6140円を上抜いて上値追いに弾みをつけた。2011年7月の新規株式公開(IPO)直後の8月につけた上場来高値を更新したここからは、さらに高値評価が強まろう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
モルフォ<3653>(東マ)は前場、1500円高の8710円と9営業日続伸し、4営業日連続のストップ高で2011年8月につけた上場来高値7940円を大きく更新した。
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2014-08-26 10:30