スターツが続落、公募増資など発表で希薄化や需給悪化懸念
ジャスダック上場のスターツコーポレーション <8850> が3日続落し、午前10時27分に66円安(3.68%安)の1726円を付けた。
25日引け後、9月16日付で東証1部または2部に市場変更すると明らかにしたが、同時に新株式発行および株式売出しを実施すると発表したことで、一株利益の希薄化や需給悪化が懸念され、売りが優勢となった。
公募増資で180万株の新株式を発行し、オーバーアロットメントによる売り出しに伴い、最大87万株の第三者割当増資を実施する。発行済株式総数は最大で約5.2%増加する見通し。また、株式分布状況の改善や流動性の向上を目的に、創業者で代表取締役会長の村石久二氏ら主要株主も合計404万株を売り出す。
公募増資および第三者割当増資による調達資金の上限44億1819万1600万円は、東京都千代田区の神田東松下町再開発プロジェクトにおける共同住宅建築にかかる地盤調査費や、建築設計費用、建築工事代金などの一部に充当する予定。
なお、市場区分については新株式の売出価格等決定日(9月2―5日のいずれかの日)以降に決まる予定。(編集担当:宮川子平)
ジャスダック上場のスターツコーポレーション(8850)が3日続落し、午前10時27分に66円安(3.68%安)の1726円を付けた。
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2014-08-26 10:45