トヨタが常識を打ち破る! FCVは人びとのニーズを満たす=中国メディア

 トヨタ自動車が2014年に日本での発売を予定している燃料電池自動車(FCV)について、中国メディアの捜狐汽車は25日、人びとのニーズを完全に満たすことができる自動車だと紹介する記事を掲載した。  記事は、2011年にトヨタが東京モーターショーで初めてコンセプトカー「FCV-R」を公開した際に「人びとは未来の車をその時、初めて目撃した」と紹介。  続けて、FCVの利点として高圧水素ガスのフル充填に必要な時間はわずか3-5分ほどであることや、1回のガス充填で約480キロメートルも走行が可能であること、有害な排気ガスが出ないこと、騒音が少ないことなどを挙げ、「人びとの普段のニーズを完全に満たすことができる自動車」と報じた。  現時点でFCVの技術的な情報は公開されていないため、記事は、「どのような動力システムなのかは分からない」と紹介。さらに、日本では14年内、欧米では15年からの発売を予定していることを伝える一方、「水素を動力とする以上、水素ステーションの整備状況がネックとなる」と指摘し、液化水素の生産から運搬、貯蔵、充填といったインフラが揃った国や地域は世界的にも多くはないと論じた。  続けて、水素を燃料として走る自動車という考え方自体は斬新なものではないとしながらも、「今に至るまで燃料電池自動車で完成した車種はなく、実際に発売された車もなかったが、そういった常識をトヨタのFCVが打ち破ることになる」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Kobby Dagan/123RF.COM)
トヨタ自動車が2014年に日本での発売を予定している燃料電池自動車(FCV)について、中国メディアの捜狐汽車は25日、人びとのニーズを完全に満たすことができる自動車だと紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Kobby Dagan/123RF.COM)
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2014-08-26 11:45