近鉄百は続急落、業績予想の下方修正で増益幅が縮小

 近鉄百貨店 <8244> は3日続落し、後場も売りが継続。午後0時44分には17円安(4.56%安)の356円を付けた。東証1部では値下がり率上位。25日引け後に発表した15年2月期業績予想の下方修正が嫌気された。  14年8月中間期の売上高を1510億円から1410億円(前年同期比5.3%増)、営業利益を27億円から12億円(同3.0倍)に減額。通期は売上高を3040億円から2870億円(前期比3.6%増)、営業利益を74億円から41億円(同32.8%増)に引き下げた。  3月には超高層複合ビル「あべのハルカス」で中核テナントの「あべのハルカス近鉄本店」がグランドオープンし、来店客数が増加したものの、若年層やファミリー層などへの訴求が不十分なうえ、食品売場が拡散して買い回りに不便が生じるなどの課題が残っており、売上が計画に届かない見通しになった。(編集担当:宮川子平)
近鉄百貨店は3日続落し、後場も売りが継続。
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2014-08-26 13:45