日経平均は92円安で取引終了、円安一服で下げ幅拡大
26日の日経平均株価は前日比92円03銭安の1万5521円22銭と反落して取引を終えた。小幅安で寄り付いたあとプラスに転じる場面もあったが、東京外国為替市場でドル・円が104円を割り込むなど円高が進むと売り圧力が強まり、日経平均は下げ幅を拡大。前引けにかけて下げ渋ったものの、買い材料に乏しく後場は安値圏で戻りの鈍い展開が続いた。
個別では、連日ストップ高の日本エンタープライズ <4829> が値を崩し、東証1部で値下がり率トップ。15年2月期業績予想の下方修正が嫌気された近鉄百貨店 <8244> も急落し、指数寄与度の高い銘柄では、ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンク <9984> なども売りが優勢となった。新興市場では、新株式発行および株式売出しを実施すると発表して希薄化や需給悪化が懸念されたスターツコーポレーション <8850> も軟調。
半面、14年7月期業績予想を上方修正した内田洋行 <8057> は一時ストップ高。耐熱性能を高めた金属コイルの量産開始が報じられた東光 <6801> も高い。東証1部銘柄に指定された日本管理センター <3276> も物色された。国内証券による格上げが観測された鹿島 <1812> をはじめ、鉄建 <1815> などリニア中央新幹線関連株もしっかり。(編集担当:宮川子平)
26日の日経平均株価は前日比92円03銭安の1万5521円22銭と反落して取引を終えた。
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2014-08-26 15:00