中国が原発輸出で世界展開を目指す=中国メディア

 中国メディアの中国広播網は25日、中国が自主開発したと主張する第3世代の原子力発電システム「華龍1号」について、国家能源局および国家核安全局などの専門家が技術面での審議を行ったことを伝え、「早急に実証プロジェクトを展開すべき」との見方で一致したと伝えた。  記事は、「国家核安全局などの審議を通過したということは、華龍1号は国家からの認可を得たことを意味する」とし、国内だけでなく海外への売り込みにおいても重要な意味を持つと論じた。  続けて、専門家の紹介として、「華龍1号」は中国広核集団と中核集団が30年以上にわたって研究、運用した経験をもとに、世界の原子力発電の理念や、福島県での原発事故の教訓を汲み取って建造された「国際的にも高い安全基準を持つ原発」であり、「安全性は原発としての性能は国際的な“第3世代原子炉”の水準に達している」と伝えた。  さらに記事は、中国は「華龍1号」に対して知的財産権を有しているとし、「原発の輸出戦略の条件を満たしている」と主張。  さらに、中国国家能源局の呉新雄局長の話として、「華龍1号が国の認可を得たことで、中国はすべて自前で原発輸出を行うことができるようになる。中国の原発輸出を担うブランドとして、国際競争に参加する」と伝えた。(編集担当:村山健二)
中国メディアの中国広播網は25日、中国が自主開発したと主張する第3世代の原子力発電システム「華龍1号」について、国家能源局および国家核安全局などの専門家が技術面での審議を行ったことを伝え、「早急に実証プロジェクトを展開すべき」との見方で一致したと伝えた。
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2014-08-26 17:15