［ベトナム株］国際協力銀行、ユニカのベトナム現法に協調融資

　　日本の国際協力銀行（ＪＢＩＣ）は２５日、「海外展開支援融資ファシリティ」の一環として、ユニカホールディングス株式会社（東京都千代田区）のベトナム現地法人ＶＩＥＴＮＡＭ　ＪＡＰＡＮ　ＴＥＣＨＮＯＬＯＧＹ　ＰＡＲＫ　ＣＯＭＰＡＮＹ　ＬＩＭＩＴＥＤ（ＶＩＥ－ＰＡＮ）との間で、融資金額１４０万ＵＳＤ（約１億４６００万円、ＪＢＩＣ分）を限度とする貸付契約を締結した。同融資は、西武信用金庫との協調融資によるもので、協調融資総額は２００万ＵＳＤ（約２億０８００万円）相当。 　　同融資は、ホーチミン市における日系中堅・中小企業工場団地（ビーパンテクノパーク）の建設・運営事業に必要な資金に充てられる。 　　ユニカホールディングスは、各種電動ドリル用先端刃先工具及び建設用ファスニング工具の製造・販売を行うユニカ株式会社を傘下に持つ中小企業。ベトナムでは１９９６年から子会社を通じて工業団地の運営を行っている。ベトナムへ進出する中堅・中小企業の増加が見込まれる中、同子会社を通じて、ホーチミン市人民委員会傘下のＨＩＥＰ　ＰＨＵＯＣ　ＩＮＤＵＳＴＲＩＡＬ　ＰＡＲＫ　ＪＯＩＮＴ　ＳＴＯＣＫ　ＣＯＭＰＡＮＹ　と合弁で２０１３年９月にＶＩＥ－ＰＡＮを設立し、ベトナムでの事業拡大を目指している。 　　ＪＢＩＣによる同融資は、ユニカホールディングスの海外事業展開への支援を通じて、日本産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものと期待されている。（情報提供：ＶＥＲＡＣ）