バッテリー産業における韓国の強さ「他国より10年は進んでいる」=中国メディア

 中国メディアの中国電池網は28日、韓国の電気自動車(EV)用バッテリーのシェアが今年中に日本を追い抜く見込みだとし、「バッテリーに関する韓国の技術は少なくとも他国より10年は進んでいる」と伝えた。  記事は、市場調査会社B3の分析を引用し、2013年における世界のEV用バッテリー市場のうち、日本のシェアは51.1%で世界1位、韓国は41.3%で2位だったと紹介。一方、日本はかつて同市場で70%以上のシェアを獲得していたとし、韓国のシェアは14年中に日本を追い抜き、世界1位になる見込みだと伝えた。  続けて、韓国がEV用バッテリー市場で躍進を続けている理由は「技術」にあると指摘、韓国企業のEV用バッテリーは世界最先端の技術と価格競争力を備えていると報じた。  また記事は、米国のコンサルティング会社Navigant Researchが発表したリチウムイオンバッテリーの世界のサプライヤーランキングで、韓国のLG化学が1位となったことを挙げ、「LG化学は技術、戦略、経営力のいずれの点においてもバッテリー業界のトップ」と称賛されたことを伝えた。  ドイツの自動車メーカー、アウディは8月、リチウムイオンバッテリー供給に向けた契約をLG化学と締結、その契約金額は数億米ドル(数百億円)にのぼると見られていることを紹介。さらに、納車まで半年待ちとなるほどの人気となっているBMWの4人乗りEVにはサムスンSDI製のバッテリーが搭載されていることを伝えた。  そして、ドイツの研究機関であるフラウンホーファー協会の関係者の話として、「バッテリーに関する韓国の技術は少なくとも他国より10年は進んでいる」とし、しばらくは独走状態が続くとの見通しを示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中国電池網は28日、韓国の電気自動車(EV)用バッテリーのシェアが今年中に日本を追い抜く見込みだとし、「バッテリーに関する韓国の技術は少なくとも他国より10年は進んでいる」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-08-28 13:45