上方修正で最高益更新の確度が高まった銘柄は=金山敏之

 3月期決算企業の第1四半期決算発表も終わりましたが、この第1四半期はマネックス証券の集計で前年同期比1.8%の増益を確保しました。非製造業が消費増税の駆け込み需要の反動から3%程度の減益となったものの、製造業が9%近い増益と健闘して全体を支えました。しかし、健闘が目立った製造業でも期初から3カ月しか経っていないこともあって多くの企業が通期の業績見通しを据え置いています。  そうしたなかでもこの第1四半期から通期の見通しの上方修正に踏み切った企業もあります。特に期初から最高益更新予想となっていた銘柄では、今回の上方修正によって最高益更新の確度が一段と高まったといえます。さすがに銘柄数は限られますが、日本航空電子工業 <6807> では上方修正によって一桁の増益予想が二桁の大幅増益予想に変わったほか、日本電産 <6594> では第1四半期の上振れ分を修正しただけで再度の修正も期待できそうです。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
3月期決算企業の第1四半期決算発表も終わりましたが、この第1四半期はマネックス証券の集計で前年同期比1.8%の増益を確保しました。非製造業が消費増税の駆け込み需要の反動から3%程度の減益となったものの、製造業が9%近い増益と健闘して全体を支えました。
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2014-08-28 17:15