@nifty不動産、掲載物件1000万件の横断検索で理想の物件を提供

 @nifty不動産は、掲載物件数が1000万件と国内で最大規模の情報を提供している。16の不動産サイトの物件をまとめて一括検索する「横断検索」の機能は、多くの情報の中からユーザーが希望する物件情報をピックアップするためのコアになる機能だ。今後の横断検索の可能性について、ニフティWEBサービス開発部の岡田泰輔さん、渡辺大洋さん、そして、ブランドデザイン部の楠本育世さんに聞いた。(写真は左から渡辺大洋氏、岡田泰輔氏、楠本育世氏、サーチナ撮影) ――@nifty不動産が提供している価値は? 楠本 不動産検索サイトとして「理想の物件がきっと見つかる」をコンセプトにサイトを運営してきました。部屋を借りたい、家を購入したいと考えられた時に、「理想の物件」に巡り合うことができるよう、“こだわりの条件”にきめ細かく対応できるようにしています。  また、掲載物件数が1000万件を超え、不動産サイトの中でも国内最大級の掲載数となりましたが、その豊富な物件からお気に入りの物件を探す時に、探しやすいこと、検索結果が分かりやすく表示されることなど、サイトを使っていただく方々にストレスなく使っていただけるよう、日々、改善を重ねています。 ――16の不動産サイトをまとめて一括で検索する「横断検索」という検索機能を提供していますが、「横断検索」のメリット、デメリットは? 岡田 掲載物件数が1000万件を超えていますので、様々な条件を重ねても、条件に合致する物件がゼロになるということが、ほとんどありません。また、不動産16サイトと提携しているので、それぞれのサイトが提供している「お得情報」についても、もれなくヒットすることができ、お得な情報を見落とすというリスクも小さくなります。  一方、「横断検索」のデメリットとして、同じ物件の情報が重複して表示されるということを、うるさく感じられる方もいらっしゃると思います。ただ、同じ物件の情報も、横並びで比較してみると、物件に対する情報量、写真の数など、それぞれの取り扱い仲介業者によって情報に違いがあることが分かります。その違いを知ることによって、仲介会社を選ぶ際に参考になるというメリットがあります。 ――@nifty不動産をより快適に利用するために、使い方のヒントは? 岡田 たとえば、みなさんが良く使われる検索条件は、「間取り」と「金額」の指定です。また、絞り込みの条件として首都圏では「沿線」が、地方都市では「市区町村」が使われる傾向があります。  また、「こだわりの条件」で「宅配ボックス」と「浴室乾燥機」を選択すると、比較的新しくてきれいな物件が多くヒットするということがあります。その他、「ペット相談」「ルームシェア可」など、「こだわりの条件」は、そうとう細かなニーズから選ぶことができますので、どうしても譲れない条件を入れて検索してみると、想像していなかったような良い条件の物件に出会えることがあります。  一方、売買の物件は、こだわりの条件を、心持ち広く考えて検索すると、意外にお買い得な物件に巡り合う可能性が高まります。たとえば、希望の場所から川を一本越えるだけで、物件価格が数百万円安くなることがあります。あるいは、新築マンションを探している場合、同じ地域にある中古マンションの価格を調べると、かなりお買い得な物件が見つかることがあります。 また、「人気ランキング」に上がる市区町村や駅の情報も、現在のトレンドとして参考になると思います。 ――「特集」は、どのようなタイミングで更新されているのですか? 渡辺 特集の企画は、「初めての一人暮らし」「女性向け物件」「ペットと暮らせる」など、@nifty不動産を初めて利用される方々にガイド的な役割を担うことができるようにしています。「こだわりの条件」を上手に使うことで、特集に組んでいるような物件を探しやすくなることを知っていただきたいです。 また、「女性向け」はセキュリティに力を入れた物件を紹介していますが、女性が一人暮らしを始める時に重視している条件が分かりやすくまとまっています。  この「特集企画」については、できるだけタイムリーな企画にしていきたいと思っています。「シェアハウス」「リノベーション物件」など、ニーズが高まっている情報を積極的に提供していきます。お問い合わせフォームからのリクエストにも前向きに取り組んでいきます。 ――今後の@nifty不動産のコンテンツ追加の計画は? 岡田 賃貸情報については、よりスマートな検索ができるように、検索機能を一段と向上させる計画です。できるだけ少ないステップで、希望される物件情報が表示できるよう工夫を続けたいと思っています。また、空き物件情報のリアルタイム表示も、より精度を高めたいと思っています。  売買に関する情報は、+αの情報表示や、おすすめ情報をお伝えするレコメンド機能を強化していく計画です。たとえば、地域情報を充実させています。長く住まう街になりますので、暮らしやすいか、買い物や学校、病院などの状況はどうなっているのかなど、住まうことを視点にして、必要な情報が揃うようにしていきたいと思っています。 楠本 現在は、横断検索を導入している関係で、検索結果の詳細を表示する時に他社サイトへ遷移することになるのですが、その際に表示が各社でバラつきがあり、掲載情報や利用方法が違ってユーザーの方が戸惑うこともあります。これをより統一感のあるデザインにしていきたいと思っています。 渡辺 最近利用が伸びているスマートフォンアプリとの連携も強化していきます。PCとスマホで使いやすい機能を、相互に持ち合うことによって、いつでもどこでも便利に@nifty不動産を使っていただけるようにしたいと思います。 ――@nifty不動産がめざしている姿は? 岡田 賃貸や売買など不動産に関して、物件を調べようと考えた時に、最初に@nifty不動産を使ってみようと、誰もが自然と思っていただけるようになりたいと思っています。そして、使っていただく方のニーズに「1to1」で対応し、一人ひとりに満足のいく結果を提供したいと思っています。  これまでは、「物件を探す」ということに徹底的にこだわって、掲載物件数1000万件という業界最大規模の物件検索を実現しました。今後は、より周辺の情報を充実させて、住まうことに関する情報や物件購入後も継続して利用していただけるような情報を充実させていきたいと思っています。 まずは一人暮らしの賃貸物件を探すことに始まり、転勤や転職、または、結婚をして住み替える、さらには、住宅を購入するなど、ライフステージの変化に寄り添って、必要な住宅情報をタイムリーに届けられるようにしたいと思っています。(編集担当:徳永浩)
@nifty不動産は、掲載物件数が1000万件と国内で最大規模の情報を提供している。16の不動産サイトの物件をまとめて一括検索する「横断検索」の機能は、多くの情報の中からユーザーが希望する物件情報をピックアップするためのコアになる機能だ。
business,company
2014-08-29 10:15