スポット金3営業日続伸、ウクライナ情勢をめぐる懸念が高まったことが背景
28日のスポット金相場は3営業日続伸。ウクライナ情勢をめぐる懸念が高まったことが背景。
北大西洋条約機構(NATO)は28日、1000人超のロシア軍部隊がウクライナ領内に侵入したと明らかにした。ウクライナは同国南東部にロシア軍部隊が侵入していると非難。安全資産への逃避需要が膨らみ、スポット金は一時1296.4ドルまで上昇したが、第2四半期の米国内総生産(GDP)の改定値の発表を受け、上げ幅を縮小した。
28日のWTI原油先物10月限は1%近く上昇し、94.57ドルで引けた。強い米経済指標が支援材料になった。
NY時間に第2四半期の米実質GDP改定値は、設備投資や輸出の上向き改定を受け、前期比4.2%増と、速報値の4.0%増から上方修正された。また最新週の米新規失業保険申請件数は2週連続で減少したほか、全米不動産業者協会(NAR)が発表した7月の中古住宅販売成約指数 (季節調整後)は前月比3.3%上昇した。堅調な指標を受け、原油需要が拡大するとの見方が広がった。(情報提供:東岳証券株式会社)
28日のスポット金相場は3営業日続伸。ウクライナ情勢をめぐる懸念が高まったことが背景。
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2014-08-29 10:45