トヨタの投資評価と目標株価を三菱UFJモルガン証が引き上げ
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が28日付リポートで、トヨタ自動車 <7203> の投資評価を引き上げた。
同リポートでは、今15年3月期のトヨタの営業利益予想を2兆4500億円から2兆6000億円に上方修正。小型プレミアムSUVの予想販売台数を大幅に引き上げたことや、2Qの為替レートの見直し、原価低減や原材料市況の低下などが寄与すると予想している。
また、会社側の営業利益予想についても、「従来計画の2兆3000億円から2兆5000億円に増額される可能性が高い」と指摘。1年近く停滞が続いた株価の上昇に向けたトリガーになると見込んでいる。
また、新興国向けの新モデルや新型「プリウス」のデビューなどで「業績は16年3月期から再び成長局面を迎える」と言及。株式市場の評価も一新されると予想する。
目標株価は6400円から7400円に増額。株価判断は「ニュートラル(中立)」から「アプトパフォーム(強気)」に引き上げた。
トヨタの29日の株価は、前場に40円高(0.7%高)の5975円まで買われる場面があったものの、その後は失速し、後場は前日終値の5935円付近でもみ合っている。(編集担当:片岡利文)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が28日付リポートで、トヨタ自動車の投資評価を引き上げた。
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2014-08-29 13:30