韓国の製造業 景気悪化の傾向は 中小企業を中心に=韓国華字メディア

韓国メディア・聯合ニュースの中国語電子版は8月29日、韓国の中央銀行・韓国銀行が同日発表したデータで、8月の製造業景況判断指数(BSI)が72となり、旅客船セウォル号発生後4カ月連続で下落したと報じた。
この「BSI」は企業の景況判断を反映させる指標であり、100を超えると、多数の企業が景況を前期より良好だと判断したことを示す。
記事は、セウォル号沈没事故発生後、4月の82から5月は79、6月は77、7月は74と続けて下落したことを紹介した。
また、企業種別では、輸出企業の下げ幅が輸入企業より多く、中小企業の下げ幅が大企業より大きくなったと伝えた。そのうえで、韓国銀行が「製造業の景気が、中小企業を中心に悪化している」との見解を示したとした。
BSI調査に参加した製造業企業において、内需の不振、経済状況不安定、競争激化、輸出の低迷、資金不足などが難題と回答した企業の割合がそれぞれ前月より増加。これらの要素が製造業企業に悲観的な影響を与えているとの分析が見られた。
記事はこのほか、8月における非製造業のBSIは前月より2ポイント上昇して69となり、2カ月連続増加となったこと、経済情勢などに対する国民の景況感を示す経済心理指数「ESI」も前月比で2ポイント上昇して94となったことを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)
韓国メディア・聯合ニュースの中国語電子版は29日、韓国の中央銀行・韓国銀行が同日発表したデータで、8月の製造業景況判断指数(BSI)が72となり、旅客船セウォル号発生後4カ月連続で下落したと報じた。(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)
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2014-08-29 19:15