日本の輸出、伸び悩んでいる理由は「製造業の海外移転」にあり=台湾メディア

安倍晋三首相の経済政策であるいわゆるアベノミクスによって円安が進行しながらも、日本の輸出が伸び悩んでいる理由について、中国メディアの環球網は8月29日、台湾の経済日報を引用し、「日本の製造業が海外移転を進めたため」と伝えた。
記事は、国内の自動車メーカー8社が8月28日に発表した7月の国内生産実績を紹介し、トヨタの国内生産台数は前年同月比3.7%減、海外生産台数が9.5%増になったと紹介。続けて、日産は国内生産台数が同22.5%減、海外生産台数が同4.8%増になったことを伝えた。
さらに、マツダは国内生産台数が同5.9%減、海外生産台数が同69%増と大幅に増えたと紹介。国内生産台数の減少と海外生産台数の増加について言及した。
国内生産台数が増加した事例としては、三菱自動車が同1.3%増となったことを挙げた。
日本の輸出が伸び悩んでいる主な原因について、記事では「製造業の海外移転だ」とし、自動車メーカをはじめとする製造業が工場を中国や東南アジアに移転したことが直接の原因と主張。さらに、「輸出が伸び悩んでいるようでは、日本政府の景気刺激策も焼け石に水となる可能性がある」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
安倍晋三首相の経済政策であるいわゆるアベノミクスによって円安が進行しながらも、日本の輸出が伸び悩んでいる理由について、中国メディアの環球網は29日、台湾の経済日報を引用し、「日本の製造業が海外移転を進めたため」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-08-30 10:15