インド首相が訪日、新幹線の導入など関係強化なるか 中国も注目=中国メディア

インドのモディ首相が8月30日に来日したことについて、中国メディアの環球網はインドメディアを引用し、「インドの富豪や工業界の重鎮を引き連れて訪日し、原子力プロジェクトや新幹線のインド導入、武器輸出などについて議論を行う方針」などと伝えた。
記事は、インドメディアのヒンドゥスタン・タイムズ紙が8月29日に「インドと日本が関係を強化することでアジアの政治情勢が変わるかもしれない」と論じ、さらに重要性は「中国の勃興」や「米国によるアジアのリバランス政策」よりも高いと論じたと伝えた。
続けて、インドメディアのザ・タイムズ・オブ・インディア紙が「モディ首相が首都ではなく、まず京都を訪れたことは異例のこと」と伝えたことを紹介、さらにインド外務省の発言を引用し、「モディ首相が先に京都を訪れた理由は京都の仏教寺院を訪れるためであり、さらにインドがスマートシティを構築するうえで京都に学ぶため」と報じた。
モディ首相の訪日前の行動について、記事は「日本語」でツイッターに「日本訪問を楽しみにしている」、「グジャラート州の首相時代に日本を訪問したが、とても温かい思い出だ」などとつぶやいたことを紹介。8月31日時点で安倍首相がツイッターでフォローしている4人のうちの1人がモディ首相であることに言及し、「モディ首相と安倍首相は極めて親密な関係にある」とフランス通信社のAFP通信の報道を引用し伝えた。
また、AFP通信がモディ首相の訪日の「核」は貿易と対中国の2つにあると論じたことを伝え、モディ首相とともに企業のトップらが訪日していると指摘。さらにモディ首相には新幹線のインド導入の可能性を含め、日本からの投資を呼び込む狙いがあるとし、インドでは「日本企業が中国に投資している額の一部がインドに還流するだけでも、インド経済にとっては大きな助けとなる」との期待の声があがっていると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Richard Schneider/123RF.COM)
インドのモディ首相が8月30日に来日したことについて、中国メディアの環球網はインドメディアを引用し、「インドの富豪や工業界の重鎮を引き連れて訪日し、原子力プロジェクトや新幹線のインド導入、武器輸出などについて議論を行う方針」などと伝えた。(イメージ写真提供:(C)Richard Schneider/123RF.COM)
china,economic,japan
2014-08-31 12:30