【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】NYダウはQE3終了後の11月以降10%を超える下げとなる、過去2回の経験則で
2カ月後の10月末をもってQE3は終了する。過去2回のQE1、QE2とNYダウの動向をチェックしてみると興味深い関連が見られる。
QE1は09年3月から翌年3月末まで実施され、NYダウは09年3月9日の終値6547ドルを安値に、翌年4月26日の1万1205ドルまで上昇。つまり、QE1終了の翌月まで買われ、その後、同7月2日の9686まで13.5%下落した。
QE2は10年11月から翌年6月末まで実施され、NYダウが明確な下げに入ったのは、QE2終了後の7月7日の終値1万2719ドルを起点に、10月3日の1万655ドルまで16.2%下落した。
過去2回の動向から捉えると、NYダウはQE3終了の翌月、すなわち本年11月以降、少なくとも10%を超える下落に見舞われる可能性がありそうだ。その際のドルの動向が日本株の下落幅に影響を与えると予測される。(証券・経済ジャーナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
2カ月後の10月末をもってQE3は終了する。過去2回のQE1、QE2とNYダウの動向をチェックしてみると興味深い関連が見られる。
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2014-09-01 11:00