日経平均は大幅続伸で192円高、クイックやウインテストがストップ高

 2日の日経平均株価は、192円高の1万5668円60銭と大幅続伸。  前日の米国株式市場が休場だったこともあり、日経平均は小幅高となる50円高の1万5526円で取引を開始。目立った株価材料は見られなかったものの、ウクライナやガザ地区など海外紛争の落ち着きや、内閣改造後の国内の政策期待などから幅広い銘柄が買われ、その後の日経平均はジリ高となった。  後場には一段高となり、午後0時台には日経平均が261円高の1万5737円まで上昇。その後も1万5700円前後での高値もみ合いが続いた。  個別株では、東証1部への指定承認を発表したクイック <4318> や、三井不動産リアルティと業務提携を発表したアクトコール <6064> 、慶應義塾と共同研究契約を締結したウインテスト <6721> がストップ高。  中間期および通期業績予想を上方修正したオーエムツーネットワーク <7614> や、日本IBMとエネルギー・マネジメント分野などで協業するエプコ <2311> も一時ストップ高を付けている。  また、投資判断の引き上げが好感されたTDK <6762> 、デング熱感染の拡大が思惑を呼んだフマキラー <4998> 、iPhone新製品の発表期待が波及した村田製作所 <6981> なども急伸。欧州の農機販売強化が伝わったクボタ <6326> も強い動きを見せた。  一方、今7月期は14%最終減益を見通した内田洋行 <8057> が大きく売られ、10月中間期予想を引き下げた伊藤園 <2593> や、今2月期の業績予想を下方修正したパスポート <7577> が軟調となった。  業種別では、ほとんどのセクターが上昇。証券やノンバンク、不動産、電気機器、自動車、機械、銀行株などが大きく買われている。(編集担当:片岡利文)
2日の日経平均株価は、192円高の1万5668円60銭と大幅続伸。
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2014-09-02 14:30