ダイキアクシスは2Q上ぶれ着地業績と増配を見直し割安株買いが再燃して反発

  ダイキアクシス <4245> (東2)は、10円高の927円と反発して始まり、今年6月13日につけた株式分割権利落ち後高値1050円を再び意識する動きを強めている。8月11日に発表した今12月期第2四半期(2Q)累計業績が、6月25日の上方修正値を上ぶれて着地したことを見直し割安修正買いが再燃している。業績上方修正に合わせて今期配当を増配したことから、高配当利回り買いも交錯している。 ■高付加価値製品が伸び新型浄化槽EX型の知名度も向上   同社の2Q累計業績は、四半期決算が初作成となるため前年同期比較はないが、売り上げ158億7600万円、営業利益6億600万円、経常利益6億4700万円、純利益4億4000万円で着地し、利益は、6月の上方修正値を7600万円~4000万円上ぶれた。消費税増税を前にした駆け込み需要で付加価値の高い同社製品が伸び、駆け込み需要の反動減も限定的にとどまり、環境機器関連事業では、公益財団法人日本環境協会主催の「エコマークアワード2013」で「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した新型浄化槽EX型の市場知名度が向上し、住宅機器関連事業でも、建設関連業者向けやホームセンターリテール商材が堅調に推移したことなどが寄与した。   12月通期業績は、6月の上方修正値を据え置き、売り上げ319億円(前期比3.7%増)、営業利益8億円(同51.2%増)、経常利益9億円(同30.7%増)、純利益5億3000万円(同31.4%増)と見込み、純利益は、連続過去最高更新の更新幅を拡大する。   配当は、今年4月30日を基準日にして実施した株式分割(1対2)で期初予想の年間38円(前期実績33円)を19円に変更したが、年間22円に再修正し、実質の連続増配幅を拡大する。 ■PER10倍台、配当利回り2.3%の割安修正で分割権利落ち埋めへ上値トライ   株価は、昨年12月に公開価格1300円で新規株式公開(IPO)され、1351円で初値をつけたあと、IPO株として異例の33円配当を予定していることなどを評価して上場来高値1520円まで買い進まれ、1337円で株式分割の権利を落とした。分割権利落ち後は630円安値まで調整したが、今期第1四半期の高利益進捗率業績を評価してストップ高、これに続く業績上方修正・増配も好感され落ち後高値1050円をつけ25日移動平均線を出没する中段固めを続けてきた。PERは10倍台、PBRは1倍ソコソコ、配当利回りは2.37%と割安であり、分割落ち後高値奪回から分割権利落ち埋めへ上値トライが続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ダイキアクシス<4245>(東2)は、10円高の927円と反発して始まり、今年6月13日につけた株式分割権利落ち後高値1050円を再び意識する動きを強めている。
economic
2014-09-03 10:00