日経平均は59円高と3日続伸、終値では1月22日以来の1万5700円台

 3日の日経平均株価は前日比59円75銭高の1万5728円35銭と3日続伸して取引を終えた。終値で1万5700円台を回復するのは1月22日以来。  円安進行を背景に輸出関連株や金融セクターを中心に買いが先行。前場は高値圏でもみ合い、後場に入って上げ幅を160円超に拡大した。第2次安倍改造内閣の閣僚名簿が伝わると材料出尽くし感からドル・円が一時105円を割り込み、日経平均も伸び悩んだが、ドル・円の下値は限られたため、日経平均も下げ渋った。  個別では、為替相場の活発化で取引の増加期待が膨らみ、マネーパートナーズグループ <8732> がストップ高を演じるなどFX関連銘柄が急伸した。富士重工業 <7270> など自動車株の一角も堅調。自動運転システムに対する期待感からルネサスエレクトロニクス <6723> も急騰し、ストップ高を付けた。強気の投資判断が観測されたタキロン <4215> も高い。  半面、15年4月期第1四半期で大幅減益のダイサン <4750> は売られ、15年7月期で減収減益を見込んだゼネラルパッカー <6267> も軟調。東証が2日付で「日々公表銘柄」に指定すると発表した大泉製作所 <6618> は利益確定売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
3日の日経平均株価は前日比59円75銭高の1万5728円35銭と3日続伸して取引を終えた。
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2014-09-03 15:00