インドへ新幹線、輸出成功なるか 中国人「わが国の邪魔するな」=中国メディア

安倍晋三首相は1日、日本を訪れているインドのナレンドラ・モディ首相と会談し、経済や安全保障の分野において協力を強化することを盛り込んだ共同声明を発表した。中国メディアの人民網が報じた。
記事は、日印での共同声明の内容には、今後5年間で日本が官民あわせて計3兆5000億円の投融資を実施すると紹介、うち約660億円の政府開発援助(ODA)はインドのインフラ整備に用いられると伝えた。さらに、「日本はインドへの新幹線輸出に向け、資金や技術を提供する意向を持っている」と伝えた。
インドの高速鉄道計画については、中国も高速鉄道の輸出を狙っているとされ、中国メディアの新浪が中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で、「日本はインドの高速鉄道計画を援助する方針」などと伝えると、中国人ネットユーザーから「やはり日本は中国の敵だ。わが国のインドでの商売を邪魔しやがって」、「日本はわが国が高速鉄道の輸出を推進していることを真似している」など、日本を批判するコメントが多く寄せられた。
さらに、インドメディアのなかには日中の高速鉄道をめぐる競争について、建設コストの安い中国高速鉄道に比べ、「高価だが安全性の高い新幹線のほうが競争で有利」との見方があることについて、「中国高速鉄道はしょせんパクリだから」、「インドは人口を減らしたかったら中国高速鉄道を導入すべきだ」など、自国の高速鉄道を揶揄・嘲笑する意見も多く見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) chuyu/123RF.COM)
安倍晋三首相は1日、日本を訪れているインドのナレンドラ・モディ首相と会談し、経済や安全保障の分野において協力を強化することを盛り込んだ共同声明を発表した。中国メディアの人民網が報じた。(イメージ写真提供:(C) chuyu/123RF.COM)
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2014-09-03 20:15