日経平均は26円安スタート、大幸薬品、栗田工が買い気配
4日の日経平均株価は、26円74銭安の1万5701円61銭で寄り付いた。
前日のNYダウはウクライナにおける停戦合意報道を好感し、10ドル高と小幅反発したものの、外国為替市場ではドルが104円高後半とやや円高基調に転じて推移。前日に1月22日以来の1万5700円台を回復した日経平均は、利益確定売りもあり反落でのスタートとなった。
個別株では、蚊の忌避剤で共同で特許を取得した大幸薬品 <4574> が買い気配でスタート。提携強化で日本ヒューム <5262> が筆頭株主になると発表した旭コンクリート工業 <5268> や、1対2の株式分割を発表したキューブシステム <2335> 、リチウムイオン関連で新素材を開発した栗田工業 <6370> なども買い気配となっている。
また、経常利益目標を前倒しで達成する見通しのヒューリック <3003> や、川内原発の安全審査通過が見通された九州電力 <9508> 、7月中間期が好業績となった東京楽天地 <8842> などが大きく買われている。
一方、今9月期予想を下方修正したランドビジネス <8944> が売り気配。7月中間期が最終減益が嫌気された三井ハイテック <6966> や、CB発行を発表したニッパツ <5991> などは軟調となった。血液バッグの中国生産から撤退するテルモ <4543> も弱い動きとなっている。(編集担当:片岡利文)
4日の日経平均株価は、26円74銭安の1万5701円61銭で寄り付いた。
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2014-09-04 08:45