イオンが「2014年新作クリスマスケーキお披露目会」を開催

イオンは3日、「イオン 2014年新作クリスマスケーキお披露目会」を東京都内で開催した。10月1日に予約の受け付けを始めるクリスマスケーキ商品の一部、15種を紹介した。クリスマス・パーティーのさまざまなシチュエーションを考え、可能な限り多くの人に楽しんでもらえるよう、昨年よりもさらに商品ラインアップを充実させたという。
説明にあたったイオン商品調達(本社・千葉市美浜区)NB調達商品本部食品統括部デイリー調達部の林正敏氏によると、クリスマス・パーティーのシチュエーションが多様化している傾向にこたえられる商品づくりとラインアップの充実を心掛けた。
クリスマス・パーティーといえば、従来は家族で楽しむことが多かったが、家族といっても「親子水入らず」、「祖父母も参加して」など、さまざまだ。さらに「ママの会」、「仲のよい家の母子が集まって」、「会社の仲間も招いて」、「女子会」など、種類が増えている。イオンとしては昨年から、クリスマス・パーティーを複数回開く場合も想定して、消費のトレンドに対応した商品提供に力を入れている。
今年の“イチオシ”商品は「フルーツマウンテンタルト」だ。タルトの台にスポンジ、クリーム、ソースを重ねてボリューム感を出し、上部にはフルーツ10種をちりばめた。
パーティー・シーンを豪華に演出する効果のある形状だが、それだけではない。フルーツは一様に配置するのではなく、あえて種類別に配置した。カットする場所により、異なるフルーツを味わえるのが特徴だ。林氏によると「好みを言い合ったり。切り分けてから『味見のために、一部を交換』など、会話を盛り上げていただきたいと考えました」という。
「ハッピーパーティー スイーツアソート」は、ケーキ、タルト、ロール、カップスイーツなど16種のスイーツを16点。昨年の13種16点をバージョン・アップした。3世代で楽しんでもらうことを念頭に、大人向けには抹茶を使ったり、ビターなチョコレートを使ったり。子供向けには華やかさを強調するなどの工夫をした。「聖夜の喜び! 8種のアソートケーキ」もさまざまな特徴を持つケーキが8ピースを組み合わせた。
シェフやパティシエ監修のケーキでは、女子会や年配の人のパーティーを意識した。例えば、「辻口博啓シェフ監修 ノエル ショコラ ロゼ(道端コラボ)」では、砂糖が入っていないチョコレートムースやローズクリームを組み合わせた。その他、それぞれピスタチオのムース、稀少なコロンビア産カカオのチョコレートとピール入りオレンジジュレなどを使うなど、さまざまな食材の楽しさも強調した商品群となった。
ケーキだけでなく、デザートワインなどの飲み物との組み合わせも考慮し、おいしく楽しめるよう工夫したという。
キャラクター商品では「ふなっしー梨汁ブシャーケーキ」、「ハローキティーとハッピーワオンのカップケーキ」、「キャラデコクリスマス 妖怪ウォッチ 5号」を披露。
「ふなっしー梨汁ブシャーケーキ」や「ハローキティーとハッピーワオンのカップケーキ」では、目や鼻など顔部分の最後の仕上げを、パーティー参加者が自分でするなどの、遊び心を取り入れた。
林氏によると、商品バラエティーの充実には例年、力を入れている。消費のトレンドを綿密に調査・研究し、その上で「提案としてのプラス・アルファ」を積み重ねている。ただ、商品ラインアップの充実を、消費者にもっと知ってもらい、記憶にとどめてもらう努力も必要だ。
例えば「キャラクターもの」の場合、特に喜ぶのは、通常では小学校3年生ぐらいまでだ。そこで「ふなっしー梨汁ブシャーケーキ」では、梨汁ジャムと梨の果肉をサンドするなど味にも工夫をして、年齢がさらに上の人にも楽しんでもらえるようにした。
小さな時からキャラクター商品でイオンのクリスマスケーキに親しんでもらい、もう少し大きくなってから改めて、ほかにもいろいろなケーキがあることに気づいてほしいという狙いがあるという。
またイオンでは、アレルギー体質の人向けに卵、小麦、乳を使わないクリスマスケーキ、ペットとクリスマス・パーティーを楽しんでもらうための「ワンちゃん、ネコちゃん向け」のケーキにも取り組んでいる。
林氏によると、さまざまなニーズに合う商品を極めて幅広く取り揃えていることを、より多くの消費者に認知してもらう努力を今後も続けていきたいという。(編集担当:中山基夫)
イオンは3日、「イオン 2014年新作クリスマスケーキお披露目会」を東京都内で開催した。10月1日に予約の受け付けを始めるクリスマスケーキ商品の一部、15種を紹介した。
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2014-09-04 09:15