ニッパツが急落、海外CBの発行で株式希薄化懸念

 ニッパツ <5991> が急落。午前10時13分に、38円安(3.7%安)の982円まで売られている。  同社は3日引け後、海外で米ドル建てCB(新株予約権付転換社債)を発行すると発表。株式の希薄化が懸念された。  今回発行されるのは償還期限が19年9月となる5年もののゼロクーポン債で、調達金額は約105億円となる。調達額はメキシコ子会社における自動車用バネ生産のための設備投資資金、米国子会社4社における設備投資資金などに充当されるという。  なお、同CBは為替換算込みの株価が転換価格を一定期間・一定価格以上上回らならいと、株式に転換できない条項が設定されており、発行済み株式の増加による株式の希薄化を極力抑制する仕組みとなっている。(編集担当:片岡利文)
ニッパツが急落。午前10時13分に、38円安(3.7%安)の982円まで売られている。
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2014-09-04 10:45