カーボンが強含む、炭化ケイ素連続繊維の生産能力増強
日本カーボン <5302> が強含み、一時5円高(2.61%高)の196円を付けた。
4日午前10時に子会社のNGSアドバンストファイバー(本社は富山県)において炭化ケイ素連続繊維の生産能力増強を発表した。既設工場の隣接地に第二工場を建設し、原材料から紡糸、不融化、焼成に至る一連の製造ラインを増設。特に高機能グレード製品の「ハイニカロン」や「ハイニカロン タイプS」の生産能力を現状の10倍に引き上げる。17年の操業開始を予定した。
炭化ケイ素連続繊維は、米ゼネラル・エレクトリック(GE)社や仏サフラン社が共同開発する中型機向けの航空機エンジンの主要部材として採用が決まっている。カーボンでは今後も航空機エンジン市場を中心に需要が拡大を見込んで生産体制の整備を図るとした。
NGSアドバンストファイバーはカーボン、GE、サフランの3社合弁で設立した。カーボンの出資比率は50%で、GEとサフランが25%ずつ。(編集担当:宮川子平)
日本カーボン(5302)が強含み、5円高(2.61%高)の196円を付けた。
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2014-09-04 11:15