拡大続ける、中国の紙おむつ市場 「品質の悪い日本の紙おむつも」=中国メディア

中国で紙おむつ市場が急拡大していることについて、中国メディアの21CN財経はこのほど、乳幼児を持つ中国人たちは乳幼児製品の安全性には極めて気を使うとし、中国産の紙おむつと輸入品とでは、品質にどの程度の差があるかを紹介する記事を掲載した。
記事は、中国の紙おむつ市場が拡大を続けているとし、2011年の中国の紙おむつ消費量は前年比21.8%増の178億7000万枚に達し、市場規模は同27.7%増の184億6000万元(約3145億1100万円)に達したことを紹介。続けて、12年は消費量は同14.2%増の204億1000万枚、市場規模は同19.2%増の220億元(約3748億2400万円)に達したと伝えた。
また、中国消費者協会が発表した紙おむつ15製品の比較テストの結果から、記事は「紙おむつの品質は値段と比例しない」と紹介。中国産の紙おむつも海外製品と品質的に差はなかったと主張し、「むしろコストパフォーマンスでは中国産の紙おむつのほうが優れていた」と伝えた。
一部の日本企業の紙おむつについては、水分が一定量を超えるとカビが生えたり、細菌が発生したりしやすいことがわかったと主張、「中国産の紙おむつの品質は海外製品に比べてまったく劣っていなかったばかりか、一部の製品よりもむしろ高品質だった」と論じた。
続けて記事は、中国の紙おむつブランドは研究開発に注力したことで絶えず品質が向上しているとしたほか、「超薄型」でありながら良好な吸収力を持つ紙おむつも登場していることを紹介。さらに海外から生産設備を導入し、原料も米国やドイツから輸入することで品質を強化し続けていると伝えた。
さらに、中国の紙おむつ市場が拡大を続けると同時に中国産の紙おむつも品質を向上させ続け、徐々にシェアを拡大させていると記事は紹介、「中国産の紙おむつブランドの競争力は近い将来、海外製品を追い抜くだろう」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国で紙おむつ市場が急拡大していることについて、中国メディアの21CN財経は2日、乳幼児を持つ中国人たちは乳幼児製品の安全性には極めて気を使うとし、中国産の紙おむつと輸入品とでは、品質にどの程度の差があるかを紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-09-04 14:00