中国研究開発費、総額は「日本超え」 GDPの割合では「完敗」=中国メディア
清華大学の技術創新技術研究センターがこのほど発表したレポートで、中国の研究開発費の総額が日本を超えたと発表する一方、国内総生産(GDP)に占める研究開発費の割合は「日本を遥かに下回っている」と論じた。中国メディアの人民網が3日付で報じた。
記事は、2011年における中国の研究開発に携わる人員数は日本の約3倍に達したと紹介する一方、就業者1000人あたりの割合では日本の6分の1にも満たなかったと紹介。「日本の研究開発者数は中国より少ないが、就業者全体における“密度”では中国より圧倒的に高かった」と伝えた。
さらに、11年に日米欧で取得された中国の特許数は日本の6.18%にとどまったと伝えたほか、研究開発者数1000人あたりの特許数は日本のわずか1.95%だったと紹介した。
またレポートでは米国との比較も行ったことを伝え、11年の中国の研究開発費は米国の3分の1未満だったと指摘。さらに研究開発者数の就業者1000人あたりの割合は米国の14%だったとし、「日本や米国といった世界をリードするイノベーション能力の強い国に比べ、中国は研究開発を強化する必要がある」と論じた。(編集担当:村山健二)
清華大学の技術創新技術研究中心がこのほど発表した白書で、中国の研究開発費の総額が日本を超えたと発表する一方、国内総生産(GDP)に占める研究開発費の割合は「日本を遥かに下回っている」と論じた。中国メディアの人民網が3日付で報じた。
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2014-09-05 10:15