ドイツ銀行「中国株式市場、10%の伸びしろがある」 上海・香港取引所の連携制度実施などが理由=中国メディア
中国メディア・揚子晩報は6日、ドイツ最大手の銀行であるドイツ銀行のアナリストがこのほど「今年の中国の株式市場には、まだ11%の伸びしろがある」と分析したと報じた。
記事は、同銀行が報告書のなかで「ここ数カ月の中国大陸および香港株式市場のパフォーマンスが良好」であるとし、その主要因として購買マネジャー指数(PMI)が2月に底を売ってから5カ月連続で政府の成長目標に対応する水準である51-52を維持するなど経済状況が安定していること、証券取引所の相互乗り入れである「滬港通」(上海・香港・ストック・コネクト)の実施が迫っていることで投資家の気持ちが高まっていることの2点を挙げたと伝えた。
「滬港通」は上海証券取引所と香港証券取引所の「相互乗り入れ」制度を指す。今年10月の実施後、外国人投資者が香港取引所を通じて上海取引所のA株を、中国人投資家は上海取引所を通じて香港取引所のH株をそれぞれ購入できるようになる。また、A株とH株の両方に上場している企業は、双方の株価の差が縮まることになるという。
記事はまた、同銀行が日本の株式市場についても「21%の値上がり余地がある」と分析したと併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)
中国メディア・揚子晩報は6日、ドイツ最大手の銀行であるドイツ銀行のアナリストがこのほど「今年の中国の株式市場には、まだ11%の伸びしろがある」と分析したと報じた。
china,economic,japan
2014-09-06 22:30