日経平均寄り付きは49円高、ソフトバンクが買われ楽天は軟調

 8日の日経平均株価は、49円45銭高の1万5718円13銭で寄り付いた。  前日のNYダウは67ドル高と反発。米雇用統計の伸び鈍化により現状の金融政策の長期化が見通されたことで、米国株には好材料となり、8日朝の日本株も買いが先行している。また、外国為替市場ではドルが105円台前半で推移している。  個別株では、今期利益予想を上方修正したシーイーシー <9692> が買い気配でスタート。デング熱ウイルスに対する抗体を開発した医学生物学研究所 <4557> 、上限1億円の自社株買いを発表したきちり <3082> なども買い気配となっている。  また、今3月期配当予想の増額が観測されたソフトクリエイトホールディングス <3371> が大幅高。今7月期の純利益は過去最高と見通した日本駐車場開発 <2353> や、保有アリババ株の時価拡大が報じられたソフトバンク <9984> 、紙おむつの3割増産が報じられた日本触媒 <4114> なども買いが先行している。  一方、米ネット通販企業を1000億円超で買収と報じられた楽天 <4755> が軟調。5―7月期が最高益となったクックパッド <2193> や、電子部品関連の企業を買収したヤマハ発動機 <7272> も売りが先行しており、通期の業績見通しを据え置いたカナモト <9678> は売り気配となっている。(編集担当:片岡利文)
8日の日経平均株価は、49円45銭高の1万5718円13銭で寄り付いた。
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2014-09-08 08:30