ルイ・ヴィトン、コレクションの世界観が体感できる展示会を初開催

 ルイ・ヴィトンは東京・新宿店において2014年9月8日から、ニコラ・ジェスキエール氏によるルイ・ヴィトン初のコレクションである2014-15年秋冬コレクションのクリエイティブ・プロセスを振り返る期間限定のポップアップショップ「SERIES 1 THAT WAS THEN,THIS IS NOW」をオープンする。新たに起用したウィメンズ・コレクションのアーティスティック・ディレクター、ニコラ・ジェスキエール氏のデザイナーとしての発想の原点に迫り、新しいコレクションの世界観を表現した展示会。世界の市場の中で、新宿店と中国の上海の2カ所のみで開催される。(写真は2階The Collection、サーチナ撮影)  新宿店での展示は、2フロア全体を利用して、ニコラ・ジェルスキエール氏の「デザイナーの頭の中」で起こったことを、一連の物語として体験できるように構成されている。  来場して最初に訪れるコーナーは「Louis Vuitton」。円の中に「LV」のイニシャルを配したロゴは、1854年のブランド創業以来、ルイ・ヴィトン家の標章として誕生し、1908年に創業者の孫であるガストン-ルイ・ヴィトン氏によって正式に商標登録され、現在まで使われ続けてきた。ニコラ・ジェスキエール氏は、アーティスティック・ディレクターに就任以来、ルイ・ヴィトンの多面的なストーリーに浸りたいと考え、創業当時の事業であったトランクに常に刻印されていた「LV」のマークに魅了されたという。  この「Louis Vuitton」のコーナーでは、ニコラ・ジェスキエール氏による初のウィメンズ・コレクションの発表にあてて、友人である女優のシャルロット・ゲンズブールさんが寄せた手紙を自ら朗読した音声が、BGMのように静かに流れて印象深い。  そして、次に向かうコーナーは「Magic trunk」。ルイ・ヴィトンの全ての始まりである「トランク」に、ニコラ・ジェスキエール氏は、様々なイマジネーションを刺激されたという。そのトランクに刺激され、湧き出てきた様々なイメージが、コーナー壁面いっぱいに映し出される。「フランスを代表する女性たちのポートレート、ジェーン・バーキン、フランソワーズ・アルディ、カトリーヌ・ドヌーヴなど」「モデルのマルテ・ヴァン・ハースターのシルエット」「生地を組み合わせる映像」「過去のアトリエ」など、今回のコレクションをデザインしたニコラ・ジェスキエール氏の「頭の中」を視覚化したようなイメージにあふれている。  また、「Infinite show」のコーナーでは、ルイ・ヴィトン 2014-15秋冬ファッション・ショーの様子を48面のスクリーンで放映。  2Fには、「Accessories Gallery」で2014-15秋冬コレクションのアクセサリーを展示。3Dプリントによるマルテ・ヴァン・ハースターさんのスカルプチャー(彫像)が、アクセサリーを際立たせている。  最後に待っているのは「The Collection」。2014-15秋冬のコレクションが一堂に集められ、販売もされる。また、来場者には「Poster Room」において、コレクションのイメージに合わせた広告キャンペーンの写真などをパッチワークのように集めた冊子を提供する。  ポップアップショップ「SERIES 1」の開催は、9月28日まで。この間、新宿店は、ニコラ・ジェスキエール氏の新作のみを取り扱う。ニコラ・ジェスキエール氏のデザインは、普段着として楽しめるように、着心地や使いやすさを重視したデザインに特徴があるといわれ、新しいルイ・ヴィトンの世界を切り拓いていると世界中から注目を集めている。(編集担当:風間浩)
ルイ・ヴィトンは東京・新宿店において2014年9月8日から、ニコラ・ジェスキエール氏によるルイ・ヴィトン初のコレクションである2014-15年秋冬コレクションのクリエイティブ・プロセスを振り返る期間限定のポップアップショップ「SERIES 1 THAT WAS THEN,THIS IS NOW」をオープンする。(写真は2階The Collection、サーチナ撮影)
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2014-09-08 09:15