スポット金、3カ月ぶりの安値から反発

 先週金曜日(5日)のスポット金は、一時約3カ月ぶりの安値1257.0を付けたものの、その後反発して終了した。  予想より弱い米8月雇用統計を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退したことが背景となった。一方、ウクライナと親ロシア派武装組織が停戦合意したことがスポット金の上値を抑えた。米労働省が5日に発表した8月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比14.2万人増、事前の予想値23万人増に及ばなかった。伸びは今年に入り最も低い数字となった。  週末のWTI原油先物10月限は米雇用者の伸び減速とウクライナ停戦合意でを受け、2営業日続落した。  8月の米雇用者の伸びが予想を下回ったことを嫌気、米国の景気回復に対する懸念が台頭した。また、ウクライナと親ロシア派武装組織の停戦合意したものの、ロシアに対する制裁措置が解除されていないため、市場では依然として需要や欧州経済について懸念されている。(情報提供:東岳証券株式会社)
先週金曜日(5日)のスポット金は、一時約3カ月ぶりの安値1257.0を付けたものの、その後反発して終了した。
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2014-09-08 11:00