日経平均は36円高と3日ぶり反発、WOWOWが買われる

 8日の日経平均株価終値は、36円43銭高の1万5705円11銭と3日ぶりに反発した。  米雇用統計の発表を受け、前週末のNYダウが67ドル高と反発。これを好感し、8日の日経平均も49円高の1万5718円と買い先行でスタートした。  その後は上げ幅を縮小し、前週末の終値近くまで戻す場面が複数回見られたが、いずれも終値付近で反発。底堅い動きをみせた。  個別株では、デング熱ウイルスに対する抗体を開発した医学生物学研究所 <4557> がストップ高。今期利益予想を上方修正したシーイーシー <9692> も一時ストップ高まで上昇した。  また、テニスの錦織圭選手の活躍が思惑買いにつながったWOWOW <4839> や、小型高性能の振動計測装置を開発したIMV <7760> が急騰。人気ゲームのテレビCM効果が期待されたマーベラス <7844> 、今7月期の連続最高益更新見通しが好感された日本駐車場開発 <2353> なども大きく買われた。  一方、米ネット通販関連企業の買収方針が懸念視された楽天 <4755> が大幅安。今10月期の通期予想を据え置きが利益確定売りにつながったカナモト <9678> も大きく売られ、5―7月期決算を発表したクックパッド <2193> 、電子部品関連の企業を買収したヤマハ発動機 <7272> も弱い動きとなっている。  業種別ではノンバンク、情報通信、建設、鉄鋼、機械株などが買わたものの、鉱業、サービス、空運、タイヤ株などが軟調となっている。(編集担当:片岡利文)
8日の日経平均株価終値は、36円43銭高の1万5705円11銭と3日ぶりに反発した。
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2014-09-08 15:00