アエロフロートがフットサル大会・・・大学生がスポーツする喜びを全身で表現

 アエロフロート・ロシア航空が主催する大学生によるフットサル大会「AEROFLOT ASIA CUP 2014(アエロフロート・アジアカップ2014)」の東京大会が7日、フットサルクラブ東京 豊洲テントドームで開催された。6大学6チームが全力で臨んだ。若者がスポーツする喜びを全身で表現する、秋の1日にふさわしい、すがすがしいイベントだった。(写真後列中央左側の男性が、アエロフロートのモイセエフ日本支社長)  アエロフロートのセルゲイ・A・モイセエフ日本支社長は同大会を企画した背景として、アエロフロートはマンチェスター・ユナイテッドとサッカー・ロシア代表チームのオフィシャルキャリアであり、スポーツ分野、特にサッカー/フットボールに対する貢献に力を入れていると説明。  サッカーでなくフットサルを選んだ理由のひとつとして「初心者から上級者まで、学生も社会人も、多くの人が自分でも楽しめる競技だから」と説明した。  モイセエフ支社長によると、自社については「未来に希望が持てる航空会社」とし、サービスについては東欧ではベスト、欧州全体でも5本の指に入るまで評価されるようになったという。日本市場については「利用者のサービスに対する要求が極めて高い」と述べ、今後もサービスの質を向上させる努力を続けると述べた。  さらに安全性の問題については、使用している航空機の“平均年齢”が5.5年と「欧州の航空会社で、最も若い機体を飛ばしている」と説明。「高いサービス、安全なフライトを実現せねばなりません。そもそも安全なフライトは最も大切なサービスですから」と述べた。  モイセエフ支社長は、自らがフットサルをたしなむスポーツマンだ。日本のサッカーやフットサルについて、「ワールドカップで女子が世界1位になりましたよね。男子もいずれ、そうなるでしょう」、「日本のフットサルはレベルが高いです。技術力が高く、選手の反応も早い。闘争心あふれるプレーがみられる」と評価し今後もサッカー分野におけるイベントをしたいと説明。今回が第1回となった「AEROFLOT ASIA CUP」は今後も続けて行きたいし、他にも何かよいアイデアがあれば、サポートしたいと述べた。  大学生による大会にしたことについては「アクティブで、これから世界に飛び立っていく若者と、一緒にイベントをしたかった。もちろん彼らに、アエロフロートにもっと注目してほしいと願いました」と述べた。  上記東京大会優勝は「慶応義塾大学 エルレイナ」、第2位は「東京大学 さんぱち先生」、第3位は「早稲田大学 The Words」だった。他に、「立教大学 Diavolo.S.P.F.C」、「法政大学 FC.Desafio」、「明治大学 GOONY」が出場した。  「慶応義塾大学 エルレイナ」と「東京大学 さんぱち先生」の選手に話を聞いた。どちらもチーム創設から10年強。フットサルの魅力として、「サッカーは22人がそろわないと試合ができないが、フットサルは10人でできる。楽しめるチャンスが多い」などと説明してくれた。  試合に臨んでは各選手とももちろん、真剣そのものだった。しかし、大会はそれだけではなかった。すでに敗退したチームのメンバーが、ウォーミングアップ用のコートで、ボールさばきを研究していたりする。あるいは、自分を負かしたチームの選手の技を、ただちに“盗もう”としていたのかもしれない。とにかく「フットサルが大好き」という情熱が伝わってきた。  若者がスポーツする喜びを全身で表現する、秋の1日にふさわしい、すがすがしいイベントだった。  「AEROFLOT ASIA CUP 2014」全体としては6日のウラジオストック大会を皮切りに、東京、上海、北京、ソウルの5都市で開催される。10月11日には香港で決勝大会を行い、優勝チームは11月27日(予定)のマンチェスター・ユナイテッドのホームゲーム(オールド・トラッフォード)の観戦旅行に招待。同試合のハーフタイムにはピッチ上で大会優勝の表彰式を行う。(編集担当:中山基夫)
アエロフロート・ロシア航空が主催する大学生によるフットサル大会「AEROFLOT ASIA CUP 2014(アエロフロート・アジアカップ2014)」の東京大会が7日、フットサルクラブ東京 豊洲テントドームで開催された。
business,company
2014-09-08 19:15