学情が22年ぶりの高求人倍率を背景に業績予想を増額
■本文中に「来期以降も経営環境の好転が見込まれる」の文言
就職活動サイトなどを運営する学情 <2301> は8日の大引け後、今10月期の業績予想(非連結)を増額発表し、売上高は従来予想を16.6%引き上げて38.5億円の見込み(前期比では44.0%増)とし、営業利益は同じく14.8%引き上げて7.9億円の見込み(同3.4倍)に見直した。
企業の求人需要の高まりを受け、主力商品である「就職博」は、その効果に期待が寄せられ引き合いが増加し、新卒向け就職サイト「朝日学情ナビ」も、中途採用が思うように進捗しないため新卒採用で補いたいという中堅・中小企業や、ここ数年採用を手控えていた企業が積極的な採用に転換するなど、復活需要が活発化しているという。
純利益の見込みは従来予想を14.2%増額し45.40円とした。発表によると、今期の同社を取り巻く雇用情勢は、企業の求人需要の高まりを受けて、建設業、運輸業、外食産業を中心に、「人手不足倒産」が出るのではないかといわれるほど逼迫した状況が続いている。とりわけ直近の6月の有効求人倍率は1.10倍となり、平成4年6月以来、22年ぶりの高水準を記録した。なお、来期以降についても、経営環境の好転が見込まれ、好調な業績が持続するものと予想している。
8日の株価終値は1314円(55円高)となり、8月中旬につけた2007年以来の高値1328円に接近した。このところは7月下旬から高値モミ合いを続けている中で、再び上値を試す動きを見せた。このモミ合いを抜け出せば信用売りを買い戻す動きが強まると見られ、5月から7月にかけての上げ相場に続き上昇第2幕(2段上げ)を強める可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
就職活動サイトなどを運営する学情は8日の大引け後、今10月期の業績予想(非連結)を増額発表し、売上高は従来予想を16.6%引き上げて38.5億円の見込み・・・。
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2014-09-09 09:00