日経平均は90円高スタート、輸出株や造船株が買われる

 9日の日経平均株価は前日比90円71銭高の1万5795円82銭で寄り付いた。前日の米国市場ではNYダウが反落した一方、ナスダックは続伸と高安まちまちだったが、ドル・円が106円台を回復するなど円安が進行したため、東京市場では買いが優勢となった。  業種別では、輸出関連株やFX関連株が物色されているほか、川崎汽船 <9107> による大型コンテナ発注が報じられ、造船株の一角も上昇している。  個別では、シンガポールで病院建設を受注したと伝わった五洋建設 <1893> が物色されている。15年10月期業績予想の上方修正などを発表した学情 <2301> も急伸。中期経営計画を開示した宮入バルブ製作所 <6495> も高い。ミドリムシの本格培養開始を発表した神鋼環境ソリューション <6299> は買い気配スタート。ユーグレナ <2931> もツレ高している。  半面、前日に買われたWOWOW <4839> は売りが先行した。日清食品ホールディングス <2897> 、ファーストリテイリング <9983> なども上値が重い。(編集担当:宮川子平)
9日の日経平均株価は前日比90円71銭高の1万5795円82銭で寄り付いた。
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2014-09-09 09:00