スポット金、一時約3カ月ぶりの安値に下落

 8日(月曜日)スポット金大幅に下落、一時約3カ月ぶりの安値1251.4ドルを付けた。  ドルが対主要通貨が上昇したことが背景。9月18日近にスコットランド独立の是非をめぐる住民投票の結果をめぐる懸念からポンドが大幅下落し、一時昨年11月以来の安値1.6091まで売られた。またドル円は一時106.08円まで上昇、106円台は昨年10月以来だった。また、ウクライナと同国東部の親ロシア派との停戦が5日に発効して以来、安全資産を求めての金需要は大きく減っている。  週明けのWTI原油先物は3営業日続落、一時今年1月13日以来の安値91.79ドルをつけたが、その後下落幅が縮小した。米、中の経済統計が圧迫要因だった。  この日発表された8月の中国の貿易統計で、輸入が2カ月連続でマイナスとなったことも弱材料となった。中国関税総署が8日発表した中国の8月貿易収支は498億4000万ドルの黒字だった。加えて、先週末発表された米8月雇用統計も予測を下回ったことが、原油の売り要因となった。一方、石油輸出国機構(OPEC)が減産に踏み切るとの観測が原油価格を下支えた。(情報提供:東岳証券株式会社)
8日(月曜日)スポット金大幅に下落、一時約3カ月ぶりの安値1251.4ドルを付けた。
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2014-09-09 11:45