いちよしがトリドールを最上位の「A」と評価

 いちよし経済研究所が8日付で、トリドール <3397> のフェアバリューと目標株価を引き上げた。  同研究所では、トリドールの展開する「丸亀製麺」について、急速出店の影響もあり、これまで既存店売上高が低迷していたと評価。一方、8月以降は肉盛りうどんのキャンペーン効果が期待できると予想していた。  結果、8月の丸亀製麺の月次売上高は前年同期比15.7%増となり、17カ月ぶりに前年同月比プラスで着地した。同リポートでは「想定以上の効果」と言及し、9月もCM効果などで2ケタ増の好調を維持しているもようと見通している。  さらに、丸亀製麺では10月以降も期間限定商品の投入を予定していることから、「今後も客数増や客単価の上昇が期待できる」と分析。新業態の「コナズ珈琲」の店舗数増加、海外売上高の好調も見込まれるため、今3月期の営業利益予想を会社計画と同水準の62億円(前期比23.7%増)から65億円に引き上げた。  同研究所によるトリドールのレーティングは中位の「B」から最上位の「A」に引き上げ、フェアバリューは1100円から1500円に増額している。  トリドールの9日の株価は、朝方に60円高(5.4%高)の1178円まで買われた。(編集担当:片岡利文)
いちよし経済研究所が8日付で、トリドールのフェアバリューと目標株価を引き上げた。
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2014-09-09 14:15