日経平均は44円高と続伸、ソフトバンクの上昇が支え
9日の日経平均株価は前日比44円04銭高の1万5749円15銭と続伸して取引を終えた。円安進行を背景に買いが先行したが、追加の買い材料難で積極性は乏しく、買い一巡後は伸び悩んだ。ただ、中国アリババ集団の米市場上場を控えて保有株の含み益増期待で寄与度の高いソフトバンク <9984> が引き続き買われたため、日経平均はプラス圏を維持した。
個別では、ミドリムシの本格培養を発表した神鋼環境ソリューション <6299> がストップ高配分された。15年3月期業績予想を上方修正した九電工 <1959> や14年7月中間期の単体業績予想を上方修正したイーブックイニシアティブジャパン <3658> も高い。中期経営計画を開示した宮入バルブ製作所 <6495> もストップ高を演じた。
半面、テニスの全米オープン関連銘柄として前日に買われたWOWOW <4839> が下落し、日清食品ホールディングス <2897> 、ファーストリテイリング <9983> も上値が重かった。欧州系証券による投資判断の引き下げが観測されたオークマ <6103> なども軟調。(編集担当:宮川子平)
9日の日経平均株価は前日比44円04銭高の1万5749円15銭と続伸して取引を終えた。
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2014-09-09 15:00