レアジョブはもみ合いも直近IPO株人気を再燃させて最安値水準から下げ過ぎ訂正が有力

  レアジョブ <6096> (東マ)は、50円高の2750円と続伸して始まったあと、25円安と下ぶれるなど前日終値を挟むもみ合いを続けている。同社株は、今年6月27日に新規株式公開(IPO)されており、7月23日以来中断していたIPOが、明11日のジャパンインベストメントアドバイザー <7172> (東マ)上場で約7週間ぶりに再開され、さらに17日には同社と同業態のEコマース関連のロックオン <3690> (東マ)もIPOされ、いずれも人気化が予想されることを先取り、直近IPO株人気の再燃を期待して今年8月19日につけた上場来安値2630円に並ぶ水準からの下げ過ぎ訂正買いが続いている。今3月期純利益が、同社の独自のネット英会話レッスン事業をテコに大きく黒字転換することも、同社の成長可能性の再評価につながっている。 ■有料会員が増加しスタンプ英会話アプリも新規顧客を開拓   同社の今期業績は、IPO時予想通りに売り上げ22億1700万円(前期比95.8%増)、経常利益1億5400万円(前期は1億1400万円の赤字)、純利益9200万円(同1億900万円の赤字)と大きく好転することが見込まれている。「日本人1000万人を英語が話せるようにする。」を企業ミッションに、インターネットがあればどこでも受講可能な英会話レッスンを25分間129円(税抜き)で提供する独自ビジネスモデルを開発・展開しており、個人ユーザー、法人ユーザーの有料会員数が増加して、有料会員数当たりの月額単価も上昇、さらに今年6月にサービスを開始したスタンプ英会話アプリ「Chatty」もリリース後1週間で1万ダウンロードを達成、「しゃべらなくていい英会話」としてこれまで開拓できなかった10代や女性のユーザーの利用を促進したことなどが、要因となった。   今年8月12日にIPO後初決算として発表した今期第1四半期(1Q)業績も、四半期決算が初作成となるため前年同期とに比較はないが、売り上げは4億8000万円と過去最高となり、経常利益は1500万円、純利益は800万円とIPO時予想の今期第2四半期(2Q)累計業績に対して53~47%の順調な利益進捗率を示した。 ■25日線から5%超のマイナスかい離と下げ過ぎで底上げにチャレンジ   株価は、公開価格1170円に対して3155円で初値をつけ、初値比ストップ高となる3855円をつけ、上場来高値5420円まで買い進まれ、IPO人気の一巡とともに上場来安値2630円へ調整、底固めを続けていた。テクニカル的にきょう10日の安値で25日移動平均線から5%超のマイナスかい離と下げ過ぎを示唆しており、一段の底上げにチャレンジしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
レアジョブ<6096>(東マ)は、50円高の2750円と続伸して始まったあと、25円安と下ぶれるなど前日終値を挟むもみ合いを続けている。
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2014-09-10 10:45