立花エレテックは上場来高値更新、「売る力の強化」で最高益更新、営業利益率も向上、2000円へ

  立花エレテック <8159> は、好業績を評価して、10日、32円高の1541円と上場来高値(権利修正)を更新している。   各種電気器械器具、照明器械器具、工作器械器具、制御・計測器械、半導体素子などを扱う商社で三菱電機製品が多くを占める。   事業は5つの事業から成る。「FAシステム事業」が約45%、「半導体デバイス事業」が約40%、「施設事業」が約8%、「産業デバイスコンポーネント事業」が約3%、「その他事業」という売上構成比率となっている。   営業利益の構成では、「半導体デバイス事業」で約51%、「FAシステム事業」において約49%を占め、半導体デバイス事業とFAシステム事業の2事業で大半を稼いでいる。   2014年3月期に3.1%と3%台に乗せた営業利益率は2015年3月期には、さらに3.28%と向上する。2008年以降、体質改善プロジェクトを立ち上げ、「売る力の強化」と、「業務改善の強化」に取り組んできた効果が現れている。ちなみに、2008年3月期の営業利益率は2.66%だった。   2015年3月期・第1四半期は前年同期比6.7%増収、営業利益74.6%増益と好調だった。半導体・液晶・自動車などの各種製造装置メーカー向けにプログラマブルコントローラーやインバーター、ACサーボなどの主力商品が好調。また、民生分野向けにマイコンやモジュール及び自動車関連向けにロジックICが好調に推移している。   2015年3月期通期では、売上2.9%増の1460億円、営業利益9.9%増の48億円、純益はのれん益が減るため3.4%減の37億円の見通し。1株利益170.6円、配当は年22円の予定。配当性向は12.8%。   株価1541円はPER9.0倍となお割安が目立つ。足元では、商社株全般に好業績を見直す動きが強まっており。同社株の一段高は十分、期待される。マーケット平均の予想PER15.1倍まで買えば2576円が目標となる。2000円相場は早そうである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
立花エレテック<8159>(東1・売買単位100株)は、好業績を評価して、10日、32円高の1541円と上場来高値(権利修正)を更新している。
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2014-09-10 13:15