マクセル、自動車用CRコイン電池の製造設備を増強

 日立マクセル <6810> は10日、自動車用CRコイン電池の製造設備増強を発表した。約18億円を投じ、来年(15年)5月をめどに小野事務所の生産設備を増強し、新棟の建築も計画している。  同社のCRコイン電池はキーレスエントリーシステム向けをはじめ、低温・高温環境下でも良好な電気特性が得られる特殊耐熱タイプなど自動車用機器の電源として用いられており、今後の自動車電装化の市場成長による受注拡大が見込まれるという。今回の増産投資で、来年末までに自動車用CRコインの生産能力は現在の約1.5倍に増強する見通し。  なお、本件は4月に公表したマイクロ電池の生産能力増強の第一弾となるものだが、自動車用CRコイン電池については当初の見込みよりも需要の上ブレが予想されるため、今後も積極的な生産能力増強を検討していくとした。  10日終値は9円高の1792円。(編集担当:宮川子平)
日立マクセル(6810)は10日、自動車用CRコイン電池の製造設備増強を発表した。
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2014-09-10 21:00