【本日注目の通貨ペア】ポンド/ドル:MPCメンバーの証言内容に注目
ポンド/ドルは全般的なドル買いムードおよび、英国の早期利上げ観測後退とスコットランド独立問題に絡む混乱を嫌気したポンド売りから、下値を切り下げており、昨日は1.60590ドルの安値を付けた。本日も材料によってはさらに下げ、昨年11月以来の1.60ドル割れが視野に入ってきた。
本日は英中銀のカーニー総裁、シャフィク副総裁、ウィール委員、マイルズ委員が議会証言を行う。インフレ報告に関する証言の場になるが、彼らが利上げの時期についてどのように考えているかを窺う上で重要なイベントになるだろう。昨日、カーニー総裁は利上げ時期について、2015年の春になる可能性を示唆したが、スコットランドが独立となればそうした見通し通りにならない可能性もまた示している。
だが、カーニー総裁は発言の場が変わるたびに態度を反転させる事も多く、市場は同総裁の発言を半信半疑で受け止めている。本日、他のメンバーの証言は、ポンド相場で利上げ時期を織り込んで行く上で重要な要因となる。スコットランド問題による懸念が他のメンバーから強く示されれば、ポンド/ドルは下値を試す流れになろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ポンド/ドルは全般的なドル買いムードおよび、英国の早期利上げ観測後退とスコットランド独立問題に絡む混乱を嫌気したポンド売りから、下値を切り下げており、昨日は1.60590ドルの安値を付けた。本日も材料によってはさらに下げ、昨年11月以来の1.60ドル割れが視野に入ってきた。
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2014-09-10 18:00