東京ガスは年初来高値を更新、第1四半期は50%増益、本格的なガス時代到来を予感させる成績、中期4ケタ相場へ

  東京ガス <9531> が、10日、8円高の619円と年初来高値を更新、2013年5月につけた641円にあと22円と接近している。   東京電力 <9501> が、1月16日につけた年初来高値519円に対し約130円も下に放置されているのとは大きい違いがある。マーケットでは、ガスの時代到来を株価の面で表したもの」(中堅証券)とみている。   日本のエネルギー政策は大きな転換期を迎えている。2016年には電力小売りの全面自由化、その後にガスのシステム改革を行う議論が進んでいる。1969年に日本で最初にLNGを導入、LMGのパイオニアとして、今後、LNGによる発電に力を入れるなど、今後、エネルギーの主役を担うものとみられる。   2015年3月期では、営業利益が前年同期比50.3%増益と、早くもガスの本格時代到来を予感させる成績である。通期での営業利益は期初の1330億円(前期比19.9%減益)予想を据え置いているが、第1四半期での進捗率が45.1%と目処となる25%を大きく上回っているため予想は上振れる可能性が極めて強いといえる。1株利益は39.6円、配当は年10円の予定。   本格的なガスの時代となれば1株利益も50円時代到来となるだろう。そうなれば株価4ケタ台での活躍は十分に見込めるだろう。   運悪く東日本大震災の影響によって東京電力株で大きな値下りに見舞われた向きにとっては東京ガスで取り返すチャンスだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
東京ガス<9531>(東1・売買単位1000株)が、10日、8円高の619円と年初来高値を更新、2013年5月につけた641円にあと22円と接近している。
economic
2014-09-11 09:15