エフティコミュニケーションズは米アップル関連で最高益更新と業績好調

  エフティコミュニケーションズ <2763> (JQS)は、米アップルが新型スマートフォンと腕時計型端末を発表。同社がドコモショップを運営しており関連銘柄として見直されている。5日移動平均線が25日移動平均線を上抜けミニゴールデンクロスを示現。連続最高益更新見通しで割安感があり注目したい。   同社は、法人事業(情報通信機器、OA機器及びLED照明の販売、回線サービスの取次、FC加盟店開発・運営)、コンシューマ事業を運営している。足元の業績は、2014年3月期第1四半期売上高82億3300万円(前年同期比27.8%減)、営業利益9億2800万円(同58.8%増)、経常利益9億8400万円(同61.4%増)、純利益5億9800万円(同41.0増)に着地。前第2四半期からハイブリッド・サービス株式会社及びその連結子会社4社が連結対象から外れたことが響き売上は減少したが、ビジネスホン・OA機器の販売は堅調に推移。法人顧客の情報管理等のセキュリティ強化ニーズに対応するSOHO向けスモールサーバー・UTMのセキュリティ商材を拡販。環境関連商材におきましては、LED照明販売に加えて、自然冷媒ガスのエアコン等空調機器への入替サービスを開始。自社販売案件のLED照明等の設置工事・保守のみならず、産業用太陽光発電設備の施工案件の受注強化に注力。ドコモショップにおいて、新料金プランの開始に伴い、引き続き需要の高いスマートフォン等の拡販、販売数は堅調に推移したことなどが寄与した。   通期業績予想は売上高380億円(前期比6.0%増)、営業利益48億円(同27.6%増)、経常利益50億円(同21.6%増)、純利益28億円(同5.5%増)と連続最高益更新を見込んでいる。年間配当は50円を予定している。同社は、「あるべき姿」の中長期目標である「経常利益100億円」達成に向けて、LED照明を中心とした環境関連商材販売及びビジネスホン・OA機器等情報通信機器販売ならびにWEB商材販売を中心としたフロー型収益確保に加え、当社グループが運営するISP及び定額保守サービス販売を中心としたストック型収益積み上げの促進に注力しており、中長期的な成長が見込まれている。   株価は、3月6日につけた年初来の高値4065円から8月8日安値2105円と調整を挟んで8月26日高値2531円と上昇。同29日安値2143円と下げてモミ合っている。米アップルは9日、新型スマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)6」、「アイフォーン6プラス」の2種類と腕時計型ウエアラブル端末「アップル・ウォッチ」を発売すると発表。日本ではNTTドコモも取り扱うことから、ドコモショップを運営する同社にフォローの風が吹く。今期予想PER10倍台と割安感があり、上値抵抗線として意識される13週移動平均線を突破するか注目されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
エフティコミュニケーションズ<2763>(JQS)は、米アップルが新型スマートフォンと腕時計型端末を発表。同社がドコモショップを運営しており関連銘柄として見直されている。
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2014-09-11 11:30