日経平均は120円高と4日続伸、TOPIXは連日で高値更新
11日の日経平均株価は前日比120円42銭高の1万5909円20銭と4日続伸し、終値としては1月10日以来8カ月ぶりに1万5900円台を回復した。また、TOPIXは続伸して連日で年初来高値を更新し、08年7月以来の高値を付けた。
ドル・円の上昇を背景に買いが先行した。前場は伸び悩む場面もあったが、後場は上げ基調を強めた。安倍首相と日銀の黒田総裁が会談したことも思惑を呼んだとの見方がある。黒田総裁は会談後の会見で「2%の物価目標達成に困難を来せば、ちゅうちょなく金融政策の調整を行う」と述べた。
個別では、14年9月中間期業績予想を上方修正したOKI <6703> が大幅高。原発再稼働への期待から九州電力 <9508> 、関西電力 <9503> も買われた。国内証券による強気の投資判断が観測された三井造船 <7003> も高い。14年7月中間期で計画上ブレの光彩工芸 <7878> はストップ高。中国で子会社がファーストリテ子会社と業務提携したと発表したアドウェイズ <2489> も急伸した。
半面、図書印刷 <7913> は急落した。リクルートHD <6098> の上場日決定をきっかけに目先の材料出尽くし感が強まったとの声がある。15年7月期業績予想が市場コンセンサスに届かなかったドクターシーラボ <4924> も安い。大成建設 <1801> 、大林組 <1802> などゼネコン株の下げも目立った。(編集担当:宮川子平)
11日の日経平均株価は前日比120円42銭高の1万5909円20銭と4日続伸し、終値としては1月10日以来8カ月ぶりに1万5900円台を回復した。
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2014-09-11 15:00